公務員(教師)から民間企業へ転職 後悔しないために知っておきたい失敗談【教員の転職・感想】

管理人
てっちり

元 高校世界史教師

教室での授業では、限られた人数に対してしか歴史を伝えられないことに物足りなさを覚える。
そしてもっと多くの人に歴史の面白さを伝えるために
教師を辞めてネットで世界史関連のコンテンツを配信するようになった。

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この記事の特徴(おすすめ・わかること)

この記事からわかること

★公務員(教員)から民間企業への転職

実際に転職した立場から言える

「失敗だったな」と思うこと

 

具体的にこんな人におすすめです

公務員から民間企業への

転職を考えています。

 

でも安定職を捨てて、

民間に移ることが正解なのかわかりません。

 

転職に関しては慎重に判断したいのですが、

実際に転職した人がリアルに感じている

転職のデメリットを知りたいです。

筆者について

高校教員を6年間継続

 

子どもたちを育てることに

やりがいを十分に感じていましたが、

 

長期的な成長が見込めなくなってきたこと

長時間労働・過剰なマルチタスク・パワハラ

上司からの責任転嫁などによってうつ病を発症

 

諸々の理由から転職を決意し、

実際に民間企業の営業職に転職しました。

(当時の年齢は28歳

 

そのときに感じた辛さ

後悔したこと

「こうやっておけばよかったな」と思うことなど

ざっくばらんに記事としてまとめていきたいと思います。

 

公務員からの転職 後悔の念はある(笑)

ときどき家族から聞かれます。

未練はないの?

後悔はないの?

転職して本当によかった?

転職によって得られたものに

満足しているキモチはありますが、

多少の後悔はあります。

 

私も人間ですから、

「ちょっとミスったかな?」

と思えるのが本音です(笑)

 

すべての転職が100点満点で成功するわけではありません。

 

私の転職の場合は、

せいぜい65点といったところでしょう(笑)

良すぎることも悪すぎることもない」といった感じです。

 

具体的にどんな点で「失敗した」

と思ったのかというと、2点ほどあります。

 

失敗したこと

①給与が予想以上に減ったこと

転職先に求めるもの・失いたくないものをもっと明確にしたらよかった…

 

本当にこの2点に尽きると思います。

 

給与は予想以上に減った

公務員の給与は

一般よりも高く設定されています。

 

とくに教員だと、

教育公務員調整分も入るので、

一般よりもさらに割高です。

 

でも転職をすると、

確実に給与は下がります。

 

私も実際、

給与は年間で100万以上減りました

 

たとえばあなたが教員として優秀で、

教員としてのレベルが80ぐらいあったとします。

 

レベル80の教員に対して、

一般よりも高い給料が払われるのは

当然だと思います。

 

でも教員をやめて転職してしまえば、

未経験 レベル0のサラリーマン」となります

 

レベル0の未経験サラリーマンに対しては、

もちろん未経験なりの給与しか与えてくれません。

 

ひどい場合は新卒と同レベルの給料しかない場合もあります。

 

でもこれって仕方ないんです。

 

たとえば私が前の会社で

年間5000万円の売り上げを出していたとすれば、

「この子は給料以上の働きをしてくれる」

「それだけの実績がちゃんとある」

と思ってもらえるので、

転職先でもそれなりの年収で雇ってくれると思います。

 

でも私は営利目的で仕事をしたことのない公務員です。

企業の人事担当者が、

私のこれまでの実績を見たとしても、

「私が何円の売り上げを出せるか?」

という打算ができないのです。

 

そんな人材に対して、

一般的な水準よりも高い給料を払ってやることは

企業にとってもリスクしかありません。

 

だから給与交渉には負ける確率が高いです。

厳しい現実ですね…

でもまぁ、

給与が落ちてしまうにしても、

少しでもマシな給与にしたい場合は、

転職エージェントに給与交渉をしてもらうのもありです。

 

実際に私の友人は、

dodaのエージェントからの給与交渉で、

マイナス20万程度にとどめました

 

しかも紹介された転職先は、

隠し要素として

3月に決算賞与があったらしく、

結局のところは年収UPになったそうです(笑)

 

私にはそんなラッキーはありませんでしたが、

人それぞれでいい結果をつかめますよ。

てっちり先生は

どうしたんですか?

てっちり先生
てっちり先生
私はしくじりましたよ(笑)

リクルートエージェントから紹介された企業

自分で広告を探して受けた企業

2社の内定を持っていました。

 

結局は

「人事担当者の雰囲気がよかったから」

という適当な理由で、

自力で受けた企業の内定を承諾しました。

で、どうなったんですか?(笑)

 

給与交渉に関する時間が

全く設けられないまま

一方的に給与を提示されました(笑)

ダメじゃないですか(笑)

若気の至りですね(笑)

自力で受けた方をとるんじゃなくて、

ちゃんとリクルートエージェントに交渉してもらえばよかったなと

つくづく思いました(笑)

 

「転職先に求めるもの」をもっと明確にしたらよかった

私が転職後に後悔したことは、

「転職先に求めるもの」を、

もっと明確にしておいたらよかった・・・

という点です。

 

転職後、入社した会社で思いました。

てっちり先生
てっちり先生
自分に裁量権がなさすぎて
まったくやる気にならない

 

教員時代は、

よくも悪くも自分に裁量権がありました。

 

授業の内容

学級づくりのコンセプト

部活のチームづくりのコンセプト

自分が率いる組織のコンセプト

主催するイベントのコンセプト

 

これらを自分で設定して、

リーダーシップをもって仕事に臨んでいました。

 

うまくいかなかった場合は自分の責任です。

そのたびに改善点を見つけ、

ひとつひとつをちゃんと解決していく。

 

当たり前すぎて気づいていませんでしたが、

「自分の決めたコンセプトを実現するために試行錯誤すること」

これこそが自分にとって最高のやりがいだったのです。

 

繰り返しになりますが、

新しい会社に入社したあとに感じました

てっちり先生
てっちり先生
自分に裁量権がなさすぎて
まったくやる気にならない

 

私の入社した会社は、

体育会系色が強い会社で、

悪い意味でチームの和を重んじる会社でした。

 

チームの中で発言権が強い人がいたら、

その人の意見が無条件に通ってしまい、

誰も意見は言わない雰囲気でした。

 

チームミーティングにおいても、

意見が通るのは、

会社内でキャラが濃い人だけ

 

その人の意見が通って、

うまくいかなかったとしても、

意見を言うのはご法度でした。

 

理路整然とした落ち着いた人が

建設的な意見を言っても、

まったく通りません。

 

でも存在感がある人の意見は、

間違っていても無条件に通ります。

 

「何を言うか」ではなくて、

「誰が言うか」が重視されていたのです。

 

新参者の分際で意見は通りませんから、

もどかしくて仕方がありません。

 

自分を押し殺して

意見を言わず、従順なふりをつづけました。

 

こうして私は、

教員時代には持っていた

「裁量権」を失ってしまったのです。

 

でもまあ、労働時間は短くなり、

自由な時間は得られたので、

失うものばかりではないですけどね。

 

このように転職活動では

得るものもあれば、失うものもあります。

 

私にとっては初めての転職だったので、

まぁ失敗しましたね!

 

私の経験談から、

転職活動をする際に気を付けてほしいことがあります。

 

①欲しいもの:「Aを絶対に得たい」

②妥協点:「Bは失ってもかまわない」

③譲れないもの:「Cは絶対に失いたくない」

 

この3点を「これでもか!」ってぐらい明確にしましょう

 

私の場合は「③譲れないもの

についてあまり考えていませんでした。

 

私にとっての譲れないものは、

裁量権」でした。

 

そんなことに気づかずに転職活動をしていたので、

ちょっぴり後悔が残っています。

 

YouTubeで転職の成功体験について語っている人のように、

みんながみんな100点の転職を

できるわけではないので注意しましょう。

 

 

あのときの自分に語りかけるとしたら、

「4社ぐらいエージェントサービス使ったら?」

「もっと友達に話聞いてもらったら?」

というアドバイスをすると思います(笑)

 

自分の心の奥底にある価値観って、

案外気づきにくいものです。

誰かに話してみて初めて

「俺ってこう思ってるのか」

と気づくことさえあります。

 

だから転職のプロなり友人なり、

多くの人に話を聞いてもらうことをオススメします

 

私の場合は、

友人や家族に転職を打ち明けるのは

恥ずかしかったので、

何も知らない赤の他人

つまりエージェントサービスを使っていました。

 

私が利用していたエージェントサービスは

リクルートエージェントdodaです。

いろんな業界に精通しているエージェントに

話を聞いてもらえたので、

2社に相談しただけで、

自分の求めているものは9割ぐらいわかりました

 

100点の自己分析を行うには、

もう何社か話を聞いてもらっても

よかったかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

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